行動データセグメンテーションのための顧客イベント
レベルアップ、決済、1週間の無反応——顧客が今しがた何をしたかを、その瞬間に記録します。ジャーニーはリアルタイムに反応し、セグメントは「今何が真か」だけでなく、どのくらいの頻度で、どのくらい最近行われたかも問うことができます。
ある事実は数字ではなく、瞬間である
顧客の現在のランクを知ることはひとつの事実です。1時間前にサブスクリプションを解約したことを知るのは、また別種の事実です。それは特定の瞬間に起きたことであり、次に予定された配信を待つのではなく、その瞬間に反応する価値があります。
そのために存在するのがイベント(Event)です。タグ(Tag)は今その人について何が真かを教えます。イベントはその人が今しがた何をしたかを教えます。
イベントに何を保持できるか
イベントは一度だけ定義します——名前と、それが運ぶデータです。以降は発生するたびにSDKまたはAPIから送信します。そこから同じレジストリを通じて、ジャーニーのトリガーとセグメントのフィルターの両方に供給されます。
| デフォルトイベント | カスタムイベント | |
|---|---|---|
| ソース | 組み込み: PW_InAppPurchase、Log out、Payment method changedなど、ドキュメント化されたイベント | アカウントごとに定義。Control Panelまたは createEvent API経由 |
| 属性 | 最大100個、型指定 | 最大100個、型指定 |
| タイプ | Integer、String、List、Date、Boolean、Price | 同じ6タイプ。タグと異なりVersionタイプはなし |
| 保持期間 | イベント種別ごとに設定 | イベント種別ごとに設定 |
売上と保持期間をイベント自体に紐づける
Price型の属性とtrackRevenueフラグを組み合わせることで、イベントを直接売上レポートに接続できます。保持期間はアカウント全体で一度だけ設定するのではなく、イベント種別ごとに設定できます。決済イベントは1年間記録に残し、価値の低いエンゲージメントイベントは1か月で失効させる、といった運用が可能です。
どのくらいの頻度で、どのくらい最近か
現在の状態だけで構築されたプロファイルは、その人が誰であるかを教えてくれます。その人に今しがた何が起きたかは教えてくれません。「今真であるか」だけでフィルターできる行動データセグメンテーションでは、今週3回何かをした顧客と、半年前に1回しただけの顧客を区別できません。
イベントを使えば、セグメントは頻度と直近性を問うことができ、「Xを14日間行っていない」を「Xを行った」と同じ精度で表現できます。これこそが統合顧客プロフィールを実際に活用可能にする要素です。
仕組み
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イベントを制御したい場合は、先に定義する
Control Panel(Audience → Events → Create Event)またはcreateEvent APIで、名前、説明、最大100個の型指定属性、任意のtrackRevenueフラグ、保持期間を設定します。この手順を省略した場合、postEventは初回送信時にイベントを作成し、ペイロードから属性タイプを推論します。
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アプリから送信する
発生したまさにその瞬間に、SDKのpostEvent(iOS、Android、Web)またはREST /postEventエンドポイント経由で送信します。
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活用する
セグメントフィルター(回数と期間の組み合わせ)、ジャーニーの起点トリガー、またはキャンバス上の分岐条件として使用します。
手順1と3はノーコードで、Control Panel内で完結します。手順2は開発者によるSDKまたはAPI呼び出しの追加が必要です。
1つのイベントを、3つの異なる機能が読み取る
決済時に発火したイベントは、トリガーベースの参加によって顧客をウィンバックジャーニーへ引き込み、Condition Splitによってそのイベント自身が持つカート金額属性でジャーニーを分岐させ、コンバージョン目標によってジャーニーを成功として記録できます。3つの機能が、到着したまさにその瞬間に同じイベントを読み取ります。
プラットフォーム全体を支えるための設計
トリガーベースの参加はイベントを読み取りジャーニーを開始します。Condition Splitはその属性を読み取り分岐をルーティングします。コンバージョン目標はそれを読み取りジャーニーを成功として終了します。1つのイベント、3つの役割、再定義は不要です。
イベントが活きる場面
| 用途 | 業界 | 発火条件 |
|---|---|---|
| リアクティブジャーニー | EC・小売、ゲーム、フィンテック・金融 | レベルアップ、カゴ落ち、高額取引: 同一セッション内でジャーニーが反応 |
| 頻度・直近性セグメント | 全業界 | 「30日以内にXを3回以上行った」または「14日間Xを行っていない」 |
| 売上紐づけイベント | EC・小売、ゲーム | Price属性とtrackRevenueを組み合わせ、売上レポートに直接接続 |
| 継続率・非活性度の段階分け | ゲーム、フィンテック・金融 | inactivity_7、inactivity_30、d7_retention: 単一フラグではなく段階的な再活性化 |
正しく機能しているかを確認する方法
Events & Tags統計では、選択した任意の期間で各イベントが何回発火し、何人のユニークユーザーに対して発生したかを確認できます。追加したばかりのイベントに基づくジャーニーやセグメントを信頼する前に、まず確認すべきビューです。
留意すべき点
顧客の行動を、次に起こることへ変える
タグはその人が誰であるかを教えます。イベントはその人が今しがた何をしたかを教え、ジャーニーやセグメントはそれが起きたまさにその瞬間に反応できます。
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リアルタイムセグメンテーションでエンゲージメントを向上させましょう。行動に基づいて即座に更新される動的なオーディエンスを作成し、タイムリーなキャンペーンをトリガーして、コンバージョンを最大化します。