アプリストアには数百万ものアプリが並んでいます。しかし、それぞれのアプリで誰がマーケティングを担当しているかは教えてくれません。
だからこそ、今も多くの代理店が紹介と、ときどき入ってくる問い合わせに頼って成長しています。それで回っているうちは問題ありませんが、紹介が1四半期途絶えれば、新規案件も止まってしまいます。
解決策は、アプリ企業が実際にどう見つかり、どう連絡がつくのかに沿って営業リスト作成ツールを組み合わせることです。アプリを見つけ、チームを探し、連絡先を検証し、相手が返信するチャネルで連絡し、商談を管理する。この流れです。
以下では、この5ステップに対応する8つのツールを紹介します。料金は2026年10月に各ベンダーのサイトで確認したものです(表示は米ドル)。
アプリ企業を顧客にするための5ステップの新規開拓ファネル
一般的なリード獲得リストは、どの会社も同じように扱います。アプリ企業には独自のシグナルがあります。ランキングの動き、広告出稿、レビュー評価です。そして多くのアプリチームはTelegramでビジネスをしています。海外のアプリ企業を開拓する場合は、この点を押さえておきましょう。
| ステップ | 得られるもの | ツール |
|---|---|---|
| 1. アプリを見つける | マーケティング支援を必要としていそうなアプリのリスト | Appfigures、Sensor Tower |
| 2. 連絡先を取得する | アプリの背後にいる担当者の名前、メール、電話番号、SNSプロフィール | SocLeads、Apollo、CRMchat(Telegramグループ) |
| 3. 検証する | 送信者の評価を損なわずに送れるリスト | SocLeads Email Validator、Hunter |
| 4. アプローチする | メールやTelegramでの返信 | CRMchat、lemlist |
| 5. 受注する | 取りこぼしのない商談パイプライン | CRMchat、HubSpot |
営業リスト作成ツールおすすめ8選の比較表
| ツール | ファネルのステップ | おすすめの用途 | 無料プラン | 有料プラン |
|---|---|---|---|---|
| Appfigures | アプリを見つける | 企業の連絡先付きのアプリ市場分析 | あり(Starter) | $9.99/月〜 |
| Sensor Tower | アプリを見つける | エンタープライズ級のアプリと広告の分析 | 無料登録あり(機能制限あり) | 要問い合わせ |
| SocLeads | 連絡先を取得する、検証する | GoogleマップとSNSからの連絡先取得でコールドアウトリーチ | 無料トライアル: 月100件 | $29/月〜 |
| Apollo | 連絡先を取得する | 絞り込み条件付きのB2B連絡先データベース | あり | $49/ユーザー/月〜(年払い) |
| Hunter | 検証する | メールアドレスの検索と検証 | あり: 月50クレジット | $34/月〜(年払い) |
| CRMchat | 連絡先を取得する、アプローチする、受注する | Telegram中心のアプリ企業向け、リード探しから受注まで | あり: Telegramアカウント1つ、リード50件 | $20/月〜(年払い) |
| lemlist | アプローチする | メールとマルチチャネルのシーケンス | 無料トライアル | $55/月〜(年払い) |
| HubSpot | 受注する | マルチチャネルの代理店向け無料CRM | あり: 2ユーザー、連絡先1,000件 | $20/シート/月〜 |
ステップ1. マーケティング支援を必要としているアプリを見つける
有望なアプリには、たいてい少なくとも1つのシグナルがあります。リリースされたばかりでランキングを上昇中、広告に出稿している、あるいはダウンロード数は多いのに評価が低い。最初の2つは予算があることを示し、3つ目は提案できるリテンションの課題があることを示します。
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1. Appfigures: 企業の連絡先付きのアプリ市場分析に最適
Appfiguresは、App StoreとGoogle Playのアプリを追跡し、国別のダウンロード数と収益の推定値を日次で提供します。代理店にとって便利なのはExplorerです。カテゴリや広告クリエイティブでアプリを検索し、所在地、チーム規模、直接の連絡先を含む企業プロフィールを開けます。日本はiOSシェアが高い市場なので、App Storeのデータを軸に見込み客を絞り込むのも有効です。
代理店向けの主な機能:
- ダウンロード数と収益の推定値で、提案前に見込み客の規模を把握
- トップチャートをダウンロード数と収益で確認
- Apple Adsの分析で、競合のインストールにつながっているキーワードを把握
- Explorerの企業プロフィールに直接の連絡先
- APIとエクスポートで、アプリのリストを他のツールに送信
料金: 無料のStarterプランあり。有料プランは$9.99/月からで、年払いなら約20%割引です。
2. Sensor Tower: エンタープライズ級のアプリと広告の分析に最適
Sensor Towerは、両ストアのダウンロード数、収益の推定値、エンゲージメント、市場トレンドをカバーします。広告分析では、アプリがどの広告ネットワークに出稿しているか、そのクリエイティブ、広告シェアがわかるため、誰が予算を使っているかを把握できます。
代理店向けの主な機能:
- App Performance Insightsを国、カテゴリ、プラットフォーム別に確認
- App Advertising Insightsでクリエイティブのギャラリーとインプレッションの推移を確認
- アプリやパブリッシャーのリードリスト
料金: 公開価格はありません。デモを申し込む形で、料金はアクセスレベル、対象市場、機能によって決まります。機能が制限された無料登録も可能です。
ステップ2. 連絡先を取得する
アプリのリストができたら、次は担当者を探します。B2BデータベースはSaaSやテック企業をよくカバーしていますが、アプリを持つブランド(小売チェーン、フィットネススタジオ、飲食店、D2Cショップなど)の多くは、GoogleマップやSNSアカウントから探すほうが簡単です。
Telegramを拠点にしているアプリの場合、連絡先はTelegramグループの中にあります。CRMchatはそこでリードを探します。詳しいレビューはステップ4をご覧ください。
3. SocLeads: GoogleマップとSNSからの連絡先取得に最適
SocLeadsは、コールドアウトリーチのために、GoogleマップとSNSから見込み客のメールアドレスと連絡先を収集します。Googleマップ、Instagram、Facebook、LinkedIn、X、YouTube、TikTokに対応し、メール検証ツールも内蔵しています。
代理店向けの主な機能:
- Googleマップのスクレイパー。 Googleマップから企業とその連絡先をエクスポートします。各行には、名前、電話番号、メール、住所、カテゴリ、評価、レビュー数、Webサイト、プレイスID、座標を含められます。
- SNSからのメール収集をキーワードとハッシュタグで実行
- Email Validatorで送信前にアドレスを確認
- プロモーション向けのインフルエンサー検索
- 中小企業のコールドアウトリーチ用リスト。すべてのプランですべてのスクレイピング機能を利用可能
料金: 無料トライアルは月100件の連絡先、メール検証なし、クレジットカード不要。Basicは$29/月(連絡先2,000件)、Proは$59/月(10,000件)、Businessは$149/月(100,000件、重複除外付き)。メール検証はBasic、Pro、Businessに含まれます。年払いなら20%お得です。
メリット:
- 1つのツールで7つのデータソース
- 有料プランには検証機能が内蔵
4. Apollo: 絞り込み条件付きのB2B連絡先データベースに最適
Apolloには2億4,000万件の連絡先と3,000万社の企業が登録されており、テクノグラフィック(利用技術)やファーモグラフィック(企業属性)を含む65以上の絞り込み条件があります。
代理店向けの主な機能:
- 連絡先検索。メール用とモバイル用のクレジットは別
- Basicプランからのメールシーケンス
- 最大10,000件のリードをワンクリックでエクスポート
料金: 無料プランあり。有料プランは年払いで$49/ユーザー/月から、Professionalは$79/ユーザー/月です。
ステップ3. 送信前に検証する
スクレイピングやデータベースで得たメールアドレスは、時間とともに古くなります。バウンスだらけのリストに送信すると、ドメインの評価が下がり、その後に送るすべてのメールの到達率も下がってしまいます。
SocLeadsで連絡先を取得した場合は、有料プランのEmail Validatorでこのステップをカバーできます。他のソースから得たリストには、専用の検証ツールを使いましょう。
5. Hunter: メールアドレスの検索と検証に最適
Hunterは、ドメインや名前からメールアドレスを探し、検証します。検証は1件あたり0.5クレジットなので、リストのクリーニングを低コストで行えます。
代理店向けの主な機能:
- Domain Searchで、企業の公開メールアドレスをすべて検索
- 名前とドメインで探すEmail Finder
- Email Verifier(単体と一括)
- プランに応じて1〜20個のメールボックスを接続できるシーケンス
料金: 無料プランは月50クレジット。Starterは$49/月、年払いなら$34/月(2,000クレジット)。Growthは$149/月、年払いなら$104/月(10,000クレジット)。すべてのプランでチームメンバー数は無制限です。
ステップ4. アプリチームが返信するチャネルでアプローチする
多くのアプリ企業にはメールが有効です。一方で、Web3、iGaming、SaaSのチームの多くはTelegramでビジネスをしています。見込み客が実際にやり取りしているチャネルを選びましょう。
6. CRMchat: Telegram中心のアプリ企業向け、リード探しから受注までに最適
CRMchatは、Telegram内で動くCRMです。メッセンジャー経由で販売するチームのために、リードの収集、アウトリーチの自動化、商談管理を行います。Telegramを主軸とする500社以上が利用しています。Web3やSaaS、iGaming、ゴートゥーマーケット支援の代理店、コンテンツクリエイターなど、Telegramで営業するチーム向けに作られています。
代理店向けの主な機能:
- Telegramグループでのリード検索
- 複数アカウントからの自動メッセージシーケンス
- Telegramアカウントのウォームアップ
- Telegram内の商談パイプライン
- 商談ごとのチームでの共同作業とタスク管理
料金: 無期限の無料プランは、Telegramアカウント1つ、CRMリード50件、キャンペーン無制限。Personalは年払いで$20/月、リード無制限、Zapier(7,000以上の連携)、TelegramのMCPとAPI付き。Teamは年払いで$34/シート/月、Telegramアカウントの接続が無制限(1つ込み、追加1つごとに+$10)、AIによるアカウントのウォームアップ、共有ワークスペース、高度なレポート付き。すべてのプランに1週間のトライアルがあります。
メリット:
- 1つのツールでファネルの3ステップ(リード検索、アウトリーチ、商談)をカバー
- チャネルを試せる無料プラン
- 有料プランではZapier経由で7,000以上のアプリと連携
7. lemlist: メールとマルチチャネルのシーケンスに最適
lemlistはコールドメールのシーケンスを実行し、MultichannelプランではLinkedInのステップ、通話、SMSが加わります。ウォームアップツールのlemwarmはすべてのプランに含まれます。
代理店向けの主な機能:
- Emailプランでは月最大50,000通のメールシーケンス
- MultichannelではLinkedInの自動化、ダイヤラー、SMS。WhatsAppはアドオン
- すべてのプランでlemwarmと到達率の保護機能
- 6億5,000万件以上のリードデータベース付き
料金: 無料トライアルあり。Emailプランは$69/月、年払いなら$55/月。Multichannelは$109/月、年払いなら$87/月です。
ステップ5. 受注して商談を管理する
アプリ企業の顧客がTelegram経由で来るなら、CRMchatがすでにそこでパイプラインを管理しているため、このチャネル用に別のCRMを用意する必要はありません。メール、電話、紹介を並行して扱う代理店には、すべての商談を1つの画面で管理できる従来型のCRMが向いています。
8. HubSpot: マルチチャネルの代理店に最適な無料CRM
HubSpotには、小規模な代理店の基本業務をカバーする無料CRMがあり、パイプラインの自動化が必要になれば有料のSales Hubに移行できます。
代理店向けの主な機能:
- 最大2ユーザー、連絡先1,000件まで使える無料CRM(期間制限なし)
- Sales Hub Starterでは最大15のパイプラインと商談パイプラインの自動化
- Sales Hub Professionalからのシーケンス
- すべてのプランでGDPRに対応した同意と法的根拠の記録
料金: CRMは無料。Sales Hub Starterは$20/シート/月からで、新規顧客向けの期間限定割引あり。Professionalは$90/シート/月からで、別途オンボーディング費用がかかります。
ツールの組み合わせ例: 最初のアプリ発掘から契約まで
代理店のターゲットの大半は、次の2つのパターンでカバーできます。
アプリを持つブランド(フィットネスチェーン、小売企業、飲食グループなど):
- 1
ブランドを見つける
SocLeadsで自社の得意分野のブランドをGoogleマップからエクスポートするか、ハッシュタグでSNSから連絡先を収集します。
- 2
リストをクリーニングする
SocLeadsのEmail ValidatorかHunterでリストをクリーニングします。
- 3
シーケンスを送る
lemlistで短いシーケンスを送ります。内容は、相手のアプリで見つけた課題1つに絞りましょう。たとえば評価が低い、主要市場でレビューがない、といった点です。
- 4
商談を管理する
返信をHubSpotに移し、契約まで追跡します。
Telegram中心のアプリ(Web3、SaaS、iGamingなど):
- 1
アプリを見つける
Appfiguresで、ランキングを上昇中のアプリや広告を出稿しているアプリを見つけます。
- 2
チームを探す
CRMchatでTelegramグループからチームを探します。
- 3
メッセージを送る
ウォームアップ済みのアカウントから、CRMchatのシーケンスでメッセージを送ります。
- 4
受注する
契約まで、CRMchatのパイプラインで商談を管理します。
アプリ企業と契約できたら、次に必要なのはユーザーに戻ってきてもらうための基盤です。代理店はPushwooshパートナープログラムを通じて、アプリの顧客にPushwooshを再販できます。プッシュ通知、アプリ内メッセージ、メール、SMSを1つの基盤で運用でき、SOC 2 Type IIとISO 27001:2022の認証があるため、クライアント企業の情シス審査にも説明しやすくなります。
よくある質問