統合顧客プロフィール

ジオターゲティングとジオゾーン

実在の場所の周囲にジオフェンスを設定し、顧客の端末がその範囲に入った瞬間にメッセージを送信します。単体のプッシュ通知としても、ジャーニー内のリアルタイムなトリガーとしても使えます。

コントロールパネルの地図表示。ショッピングモールの周囲に円形のジオゾーンが描かれ、半径を調整するハンドルが表示されている

ユーザーが実際にいる場所に合わせて配信する

メッセージが最も響くタイミングは、既にわかっているはずです。店舗に入った瞬間、搭乗の 1 時間前、今月 3 回目に同じカフェの前を通ったとき。どれもキャンペーンカレンダーには収まりません。スケジュールどおりに送ればその瞬間を逃し、全員に常に送れば位置情報の意味がなくなります。ジオターゲティングなら、時計ではなく場所がメッセージを送るタイミングを決めます。

できること

ジオゾーンは、コントロールパネルの地図上に中心点と半径で描く円です。SDK を組み込んだ端末がその範囲に入った瞬間、2 つのうちどちらかが起こります。1 つのゾーンに紐づいた単体の Geo-based push が 1 回送信されるか、ジオゾーンがクラスターに含まれている場合は User enters geozone cluster が発火します。これはカスタマージャーニービルダー内の実際のイベントで、他のエントリーポイントと同じように分岐、待機、送信ができます。

モード対象範囲設定場所
単体の Geo-based push1 つのジオゾーンキャンペーン
ジオゾーンクラスター複数のジオゾーンをまとめたものカスタマージャーニー(イベント:User enters geozone cluster)
モード
1 / 2
単体の Geo-based push
対象範囲
1 つのジオゾーン
設定場所
キャンペーン
モード
2 / 2
ジオゾーンクラスター
対象範囲
複数のジオゾーンをまとめたもの
設定場所
カスタマージャーニー(イベント:User enters geozone cluster)

クールダウンを設定すると、再訪問によって同じ送信が繰り返し発火するのを防げます。ジオゾーンごとに 1 分から 41 日まで設定でき、クラスター全体で 1 つの値を共有することもできます。登録時に一度だけ確認される住所の項目とは違い、ジオゾーンは端末が今いる場所にリアルタイムで反応します。

1 つのゾーンでも、クラスター全体でも

1 か所なら 1 つのジオゾーンを描き、複数の場所(ショッピングモール、チェーンの全店舗、空港の一連の搭乗ゲートなど)はクラスターにまとめます。クラスターは、内部のどのゾーンに入っても 1 つのトリガーとして発火します。

統合顧客プロフィールに加わるもの

タグとイベントからは、その人に関する事実と直前の行動がわかります。しかし、その人が今まさに店舗にいるかどうかはわかりません。ジオゾーンクラスターは、それをリアルタイムの事実として、セグメントやジャーニーが既に参照している統合顧客プロフィールに追加します。そのため「モールに入った」が、別のシステムではなく「アプリを開いた」や「高価値タグ付き」と同じ場所に並びます。これがなければ、位置情報は購入後に確認する項目にすぎず、それが事実であるうちに活用できるシグナルにはなりません。

仕組み

  1. ジオゾーンを描く

    Geozones で地図上に円を描き、場所に合わせて半径を設定します。入口ひとつ、ターミナル、大型商業施設全体などに対応できます。

  2. クラスターにまとめるか、単体のままにする

    1 つのジオゾーンは単体の Geo-based push になります。複数をクラスターにまとめると、1 つのカスタマージャーニーのエントリーポイントになります。

  3. クールダウンを設定

    同じ人が同じゾーンを再び発火させるまでの間隔を、1 分から 41 日の範囲で選びます。

3 つのステップはすべてコントロールパネル上のノーコード操作です。ただし、事前に端末が SDK を通じて位置情報を送信している必要があり、それがなければどれも機能しません。

トリガー型エントリーやセグメンテーションと組み合わせる設計

ジオゾーンクラスターはユーザーをジャーニーに導き入れます。その後の処理は、組み合わせる機能が担います。トリガー型エントリーは、アプリのイベントや指定日時と同じように、位置情報のイベントでジャーニーを開始する仕組みです。高度なセグメンテーションは、そもそもクラスターが誰に対して発火するかを絞り込みます。入口を通るすべての端末ではなく、モールに入ったロイヤルティ会員だけ、といった具合です。

それぞれの機能は、組み合わせて使う前提で作られています

ロイヤルティタグを持つ買い物客がモールのクラスターに入ると、トリガー型エントリーがジャーニーを開始します。続いて送られるのは、セグメンテーションで既に決まっていたその人向けのメッセージです。

活用できる場面

場所ゾーンの役割
小売店舗、ショッピングモール買い物客が入口を通った時点で、ロイヤルティセグメントに絞って発火
空港、ターミナル搭乗ゲート周辺のクラスターが、搭乗時間帯に合わせたジャーニーを開始
カフェ、ファストフード店1 つのジオゾーンが近くの店舗のオファーを通知し、クールダウンで同じ来店中の重複通知を防止
場所
1 / 3
小売店舗、ショッピングモール
ゾーンの役割
買い物客が入口を通った時点で、ロイヤルティセグメントに絞って発火
場所
2 / 3
空港、ターミナル
ゾーンの役割
搭乗ゲート周辺のクラスターが、搭乗時間帯に合わせたジャーニーを開始
場所
3 / 3
カフェ、ファストフード店
ゾーンの役割
1 つのジオゾーンが近くの店舗のオファーを通知し、クールダウンで同じ来店中の重複通知を防止

注意点

ジオゾーンを前提に設計する前に確認しておきたい点

  • 発火するのは進入時のみです。退出時のトリガーはまだありません。
  • クールダウンの上限はジオゾーンごとに 41 日、またはクラスター全体で共有する 1 つの値です。
  • ゾーンは円形です。半径は場所に合わせて設定し、特定の数値を前提に設計する前に、現在の最小値と最大値をドキュメントで確認してください。製品ガイドと API リファレンスで記載が完全には一致していません。
  • クラスターあたりのゾーン数やアプリあたりのクラスター数の上限は公開されていません。大規模な展開を計画する前に、現在の上限を確認してください。
  • ジオフェンスは iBeacon ではなく、GPS とネットワークによる位置情報で動作します。古い資料に名前が出てくることがありますが、ビーコン検知の機能はありません。
  • 端末で位置情報の許可とバックグラウンドでのアクセスが必要です。許可がなければ進入イベントは発生しません。

ユーザーが今いる場所でリーチする

ジオゾーンはキャンペーンカレンダーを待ちません。ユーザーが実際にその場所にいる瞬間に発火します。

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高度なセグメンテーション

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タグ

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