ユーザーごとの「その日」までジャーニーを止めておく
Time Delay は、カスタマージャーニーキャンバス上に置く待機ステップです。固定期間、指定時刻、指定日、曜日指定、あるいはプロフィールにすでに保存されている日付を起点に、ユーザーを保持します。誰もが自分だけのタイミングで次のステップに進みます。
Time Delay 要素でできること
固定期間
2 つのステップ間を分・時間・日単位で待機。最大 30 日まで設定できます。
時刻指定
ユーザーのローカルタイムゾーンで、指定した時刻まで保持します。
日付指定
指定した日時まで待機し、そこでユーザーを解放します。
曜日指定
指定した曜日・時刻まで、毎週繰り返す待機を設定できます。
ユーザーデータ起点
タグ、イベント属性、Webhook の値を起点に待機時間を算出します。
過去日付の分岐
対象日をすでに過ぎているユーザーだけを、専用のパスに送ります。
5 通りの待機方法
キャンバス上の任意の 2 ステップ間に要素を配置し、モードを選ぶだけです。それぞれがユーザーを保持し、条件が満たされた時点で自動的に次のステップへ解放します。
| モード | 待機の解決方法 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 固定期間 | 分・時間・日単位で設定した期間。上限は 30 日 | 2 通のメッセージ間のクールダウン |
| 時刻指定 | ユーザーのローカルタイムゾーンでの時刻。本日分がすでに過ぎていれば翌日の同時刻にずれます | 朝のダイジェスト配信、営業時間外の保留 |
| 日付指定 | ユーザーのタイムゾーンで解決される、未来の 1 つの日時 | ローンチ日やセール日に合わせたキャンペーン |
| 曜日指定 | 選んだ曜日・時刻まで毎週繰り返す待機 | 週次レッスン、週次レポート |
| ユーザー・イベントデータ起点 | タグ、イベント属性、Webhook レスポンスから読み取った日付に、Before/After/On のオフセットを適用 | 更新日、旅行日、予約日、リフィル日のカウントダウン |
最初の 4 モードは、全ユーザーに共通で一度だけ設定するタイミングです。5 つ目はユーザーごとに異なる日付を読み取るモードで、これにより 1 つのジャーニーが、手作業でスケジュールした大量のキャンペーンの代わりを果たします。
プロフィールにすでにある日付からカウントダウン
要素をユーザープロフィール上の任意の日付に紐づけます。renewal_date タグ、イベントの属性、あるいは Webhook レスポンスからマッピングしたフィールドです。オフセットを「3 日前」「1 日後」「当日」のいずれかに設定すれば、ユーザーがそのステップに到達した瞬間に、Pushwoosh が一人ひとりの待機時間を算出します。
1 つのジャーニーでユーザーベース全体をカバーし、誰もが自分の時計で動きます。日付は、他のキャンペーンが参照しているのと同じユーザープロフィールとセグメントから取得します。
対象日をすでに過ぎていた場合の挙動を決める
ユーザーが対象日をすでに過ぎた状態でそのステップに到達することもあり、デフォルトではそのユーザーはジャーニーを離脱します。分岐機能をオンにすると、要素は「未来」「過去」の 2 つの分岐を開くようになります。
遅れて到達したユーザーにも専用のパスを用意できます。短いメッセージにする、別のシーケンスへ引き継ぐ、といった選択が可能です。ジャーニーから離脱させることなく、行き先を自分で決められます。
Time Delay が特に有効な場面
日付起点のリマインダー
契約更新、旅行、予約、リフィル、サービス提供日など、そのユーザーのプロフィール上の日付を起点にタイミングを合わせます。
シーケンス内のクールダウン
カート放棄リマインダーの1時間前、トライアルフォローアップの1日前、オンボーディングステップ間の1週間など。
待ってからフォールバック
1 つのチャネルに届く時間を与え、反応がなければ別のチャネルへエスカレーションします。
この要素は、ジャーニーが 2 ステップ以上に及ぶあらゆる場面で効果を発揮しますが、なかでもユーザーが実際のカレンダー日付を持ち、それを起点にカウントする価値がある場面で真価を発揮します。
- フィンテック
- 保険
- 旅行
- 航空会社
- ホテル
- サブスクリプションアプリ
- EC・小売
- モバイルゲーム
- 通信
- ヘルスケア
日本市場では、定期通販の「お届け予定日」や、更新時期が読みやすい保険・サブスクリプションアプリとの相性が特によく、LINE公式アカウント併用のオムニチャネル導線にもそのまま組み込めます。
待機ステップは1つ、入口とチャネルは自由
同じ要素が、イベントトリガーからのエントリーでも、スケジュール配信からのエントリーでも同じように動作し、どのチャネルブロックの前にも置けます。モバイルプッシュ、Web プッシュ、アプリ内メッセージ、メール、SMS、WhatsApp です。
到達可能性チェックと組み合わせれば、待機はフォールバックの猶予時間になります。4 時間待ってからプッシュが届かなかったユーザーを SMS に振り分ける、といった運用も、同じオムニチャネルオーケストレーションの中で完結します。
プロフィールの日付データは自社ハードウェア上で完結
動的な待機はユーザープロフィール上の日付を参照するため、プラットフォームの他機能が保持しているのと同じデータ上で動作します。Pushwoosh は米国とドイツの自社ハードウェア上で稼働し、GDPR および BDSG(ドイツ連邦データ保護法)に準拠しています。詳細はデータセーフティページをご覧ください。情シス審査で求められる第三者認証やデータ所在地の確認にもそのままお使いいただけます。
使い方
-
キャンバスに要素を配置
カスタマージャーニービルダーでジャーニーを開き、分離したい 2 つのステップの間に Time Delay を置きます。
-
モードを選ぶ
固定期間、時刻、日付、曜日のいずれかを設定するか、タグ・イベント属性・Webhook フィールドを指定して Before/After/On のオフセットを選びます。
-
遅れて到達したユーザーを処理する
過去・未来の分岐をオンにすれば、対象日をすでに過ぎたユーザーも、ジャーニーを離脱させずに専用のパスへ振り分けられます。
よくある質問
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