ウォレットチケットの入場受付には、会場で3つのものが必要です。チケットのバーコードを読み取れるスキャナー、各コードを1回だけ受け付けるチケット販売システム、そして到着のピーク時の行列への備えです。ウォレットチケットそのものは、スマートフォン上のバーコードにすぎません。入場受付が速いか遅いかは、すべて入場口で決まります。
Pushwooshでは、チケットの発行と更新をメッセージと同じプラットフォームで行えるため、最初から入場受付まで計画に入れてイベント向けのウォレットパスを運用できます。
スキャナーとバーコード形式
チケットをデザインする前に、バーコード形式を決めましょう。
| 形式 | 主な用途 | Apple Wallet | Google Wallet |
|---|
| QR | ほとんどのイベントと会場 | 対応 | 対応 |
| PDF417 | 交通機関と一部のチケット販売システム | 対応 | 対応 |
| Aztec | 鉄道と一部のチケット販売システム | 対応 | 対応 |
| Code128 | 従来型の一次元スキャナー | 対応 | 対応 |
| EAN-13 | 小売で使われる一次元コード | 非対応 | 対応 |
古いレーザースキャナーにとって、スマートフォンの画面は紙より読み取りにくいものです。二次元イメージャー型のスキャナーなら、画面上のQR、PDF417、Aztecを安定して読み取れます。会場でまだレーザースキャナーを使っている場合は、当日の夜ではなくイベントの前に、実際のスマートフォンを使い、画面の明るさを最大と低めの両方にしてテストしましょう。iPhoneの利用率が高い日本市場ではApple Walletのチケットが多くなりますが、Google Walletのチケットも同じ条件で確認しておきます。
検証:1つのコードで1回の入場
スキャナーはコードを読み取ります。それが有効かどうか、つまり正しいイベントか、正しい日か、未使用かを判断するのは、チケット販売システムまたは入場管理システムです。転送されたスクリーンショットで2人目が入場するのを防ぐのは、このチェックです。
ウォレットチケットは、この工程の代わりにはなりません。QRコードは共有できてしまいますし、Pushwooshには独立した不正対策機能はありません。検証はチケット販売システムが担います。
読み取りに成功したら、APIでチケットを更新できます。たとえば「入場済み」と表示したり、1回限りの入場のイベントではチケットを無効にしたりできます。
オフラインでの読み取り
会場の電波は、何千台ものスマートフォンが一斉に到着する最悪のタイミングで途切れます。それを前提に計画しましょう。
ウォレットチケット自体は接続がなくても開けるので、来場者はいつでも提示できます。スキャナーがオフラインで検証できるかどうかは別の問題で、答えはスキャナーとチケット販売システムによって異なります。有効なコードのリストをキャッシュしてあとで同期できるか、ベンダーに確認してください。そして、それでも何かが壊れたときのために、氏名や注文番号での照会のような手動の代替手段をスタッフに用意しておきましょう。
入場口の処理能力
当日は、読み取りの速さが何より重要になることがあります。アカデミー賞の授賞式では、Passcreatorの報告によると、ピーク時の読み取りは1分あたり100枚を超え、2022年の2倍以上でした(競合の事例、Passcreator。この事例の授賞式のパスはNFCで、PushwooshはNFCパスを発行していません)。
QRの列をスムーズに流すには、4つの習慣が効きます。
-
1
入場口の前にチケットを準備
時間と会場の位置情報によるロック画面への表示があれば、来場者が列の中でチケットを探すことはありません。
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2
画面を明るく
列の先頭に掲示を出します:「チケットを開いて、画面の明るさを上げてください」。
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3
ピークに合わせたスキャナーの台数
平均ではなく、開場後の最初の30分を基準に計画します。
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4
レーンを分ける
ウォレットチケット用の優先レーンと、印刷したチケットやトラブル対応のためのサポートレーンを用意します。
ゴールデンウィークやお盆の時期のように大型連休にイベントが重なると、来場者が一度に集中しやすくなります。スキャナーの台数とレーンの設計は、こうした繁忙期を基準に決めておきましょう。
到着前に来場者に見せるもの
入場受付は前日から始まります。開場時刻、入場口、アクセスをプッシュ通知かメールで送り、チケットにも同じ入場口が表示されているか確認しましょう。
たとえばSXSWは、Add to Walletボタン付きの個人用エクスプレスパスをメールで発行しており、前日の9時から利用できます(競合の事例、Airship)。原則はそのまま応用できます。パスとメッセージは一緒に届き、同じことを伝えるべきです。
当日に入場口が変わった場合は、変更メッセージを設定したチケットのフィールドを更新し、来場者がロック画面で確認できるようにします。パスの通知はチケット自体の変更に限りましょう。AppleとGoogleは、パスを通じた販促を認めていません。
1人の来場者に複数のパス
来場者によっては、イベントチケット、駐車場、VIPエリアのように1枚以上のパスが必要です。それぞれを固有のバーコードを持つ別のパスとして発行し、各入場口が自分の管理するものだけを読み取るようにしましょう。
入場受付のチェックリスト
- スキャナーに合わせて選んだバーコード形式。
- 実際のスマートフォンと実際のチケットでテストしたスキャナー。
- チケット販売システムでの検証。必要に応じて1回限りの使用にします。
- スキャナーのベンダーと合意したオフライン時の対応。
- 手動の代替手段を含めた、スタッフへの事前説明。
- 前日のメッセージと、ロック画面への表示の設定。
Pushwooshで入場受付をスピードアップする
Pushwooshは、スキャナーが読み取れるバーコードを載せたネイティブのApple WalletとGoogle WalletのチケットをUser IDに対して発行し、当日はAPIで更新し、同じジャーニーからプッシュ通知、メール、SMSで到着前のメッセージを送ります。
入場受付を速くするのは、速いスマートフォンではありません。来場者がチケットをすでに開き、入場口もすでに知った状態で到着することです。
よくある質問
ほとんどの会場ではQRです。チケット販売システムですでに使っている場合は、PDF417またはAztecを使いましょう。
チケットはオフラインでも開けます。オフラインでの検証ができるかどうかは、スキャナーとチケット販売システムによります。
QRコードはスクリーンショットで転送できるため、先に読み取った人が入場できます。各コードを1回だけ受け付けるように検証すれば、2人目は入場を断られます。
はい。読み取りのあとにAPIでチケットを更新します。