スーパーのポイントプログラムは、アプリがなくても成り立ちます。Apple WalletやGoogle Walletに入ったポイントカードがあれば、買い物客はレジでスキャンでき、ポイントと個別のオファーを確認でき、カードは買い物のたびに更新されます。ウォレットはすでにスマートフォンに入っているので、入会のためにスーパーのアプリをダウンロードしてもらう必要はありません。
Pushwooshでは、カードがプッシュ通知、メール、SMSと同じプロファイル上にあります。そのため、1つのプラットフォームからスーパーとクイックコマース向けのウォレットポイントカードを運用できます。
スーパーにアプリが先に必要ではない理由
食料品は、購入頻度が高く、関心は低いカテゴリーです。買い物客が求めているのはレジでの割引で、ホーム画面に増えるアイコンではありません。アプリありきのプログラムでは、購入者の大きな割合がプログラムの外に取り残されます。
もう1つ、目立たない問題があります。ロイヤルティプログラムに関する研究では、入会後の買い物行動の変化は小さく、その効果さえ6〜9か月で薄れることがわかっています(Journal of the Academy of Marketing Science、2008年)。何も変わらないカードでは、誰の関心も引き留められません。新しく、自分向けの内容を見せ続けるカードなら、少なくとも可能性はあります。
ウォレットのポイントカードの仕組み
Appleでは、カードはStore Cardです。Googleでは、Loyaltyパスです。どちらにも、レジ用のバーコード、ポイント残高、個別のオファーを入れるフィールドがあります。
| ステップ | 起きること | 担当 |
|---|---|---|
| 入会 | 買い物客がレジのQRコード、レシート、メールからAdd to Walletをタップします | 買い物客 |
| スキャン | レジ担当者がカードのバーコードをスキャンします | 店舗 |
| 集計 | ロイヤルティシステムがポイントを加算し、オファーを選びます | 自社のシステム |
| 更新 | 新しい残高とオファーでカードの表示が更新されます | Pushwoosh(API経由) |
3行目に注目してください。ポイントとオファーは、ロイヤルティシステムまたはPOSからAPIで送られます。Pushwooshはカードを発行して更新しますが、ポイントのロジックは自社に残ります。
このモデルは、大規模なスーパーでも機能しています。ウォレットのベンダーであるPassKitは、ロンドンのアジア系スーパーマーケットチェーンTian Tian Marketで、9万枚以上のウォレットのポイントカードを発行したと報告しています(ベンダーの事例であり、Pushwooshの成果ではありません。出典:PassKit)。
iPhoneの利用率が高い日本市場では、レジでカードを出すお客様の多くがApple Walletを使うと考えておくのが現実的です。バーコードと残高の見え方は、まずiPhoneの実機で確認しましょう。
常に最新の個別オファー
カードは、買い物と買い物の間に個別のオファーを置いておける場所です。スキャンのたびに、自社のシステムがオファーのフィールドを更新できます。その買い物客がいつも買うコーヒーブランドの割引や、いつもの週末のまとめ買いへのボーナスなどです。
クーポンも同じように機能します。タイのハイパーマーケットチェーンBig Cは、PDFクーポンからGoogle Walletのクーポンに切り替え、平均購入額が38%高くなり、利用も増えたと報告しています(市場の事例であり、Pushwooshの成果ではありません。出典:Google Walletの事例集)。
週替わりのオファー:カードは静かに更新し、告知はほかのチャネルで
スーパーは週替わりのオファーで動いています。そこで実務上の疑問が生まれます。毎週カードから買い物客に通知すべきでしょうか。
答えはノーです。AppleとGoogleが認めているのはパスに関連する通知だけで、カードを通じて毎週プロモーションを一斉送信するとガイドラインに違反します。オファーのフィールドは静かに更新し、新しい週の案内はプッシュ通知、メール、SMSで行いましょう。LINE公式アカウントで週替わりの特売を告知しているスーパーなら、その告知はLINEに残し、カードはレジで出すものに徹するという分担もできます。カードの通知は、ポイントの有効期限が近い、特典を獲得した、といった本当にカードに関する内容のために取っておきます。
Googleでは、Loyaltyパスは更新時に通知でき、上限は1枚のパスにつき1日3件です。Appleでは、変更メッセージを設定したフィールドだけが通知を出します。
レジで確認すべきこと
まずバーコードです。AppleはQR、PDF417、Aztec、Code128に対応しています。GoogleはさらにEAN-13にも対応しています。レジが読み取れる形式に合わせ、公開前に実機のスマートフォンと実際のレジでテストしてください。
次にマッピングです。バーコードの値がロイヤルティシステムの会員を特定できなければ、スキャンしても役に立ちません。
そして人です。レジ担当者の「こちらをスキャンするとカードをWalletに追加できます」という一言は、入口のポスターよりも大きな効果があります。
POSや会員基盤を外部のサービスとつなぐ際、日本の企業では情報システム部門の審査でデータの所在や委託先管理を確認されるのが一般的です。PushwooshはSOC 2 Type 2とISO 27001:2022の認証を取得し、GDPRに準拠しており、データセンターはEUと米国にあります。ポイントの計算は自社のシステムに残るという役割分担とあわせて、審査資料に明記しておくと説明がスムーズです。
カードに店舗の位置情報を入れる
最寄りの店舗を1枚のカードにつき最大10か所まで位置情報として追加すると、買い物客が来店したときにカードがロック画面に表示されることがあります。表示するかどうかはWalletが判断します。店舗網が大きい場合は、APIで買い物客ごとに最寄りの店舗を設定しましょう。
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Pushwooshでレジで識別できる買い物客を増やす
Pushwooshは、ネイティブのApple WalletとGoogle WalletのポイントカードをUser IDに対して発行し、APIでポイントとオファーを更新し、同じジャーニーからプッシュ通知、メール、SMSを運用します。アプリの有無にかかわらず、スキャンのたびに買い物客が既知のお客様になります。
より多くの買い物客を知るために必要なのは、より大きな割引ではありません。レジでいちばん出しやすいものを、カードにすることです。
よくある質問