ウォレットパスは、アプリがなくても顧客のロック画面に表示できます。Apple Walletは、設定した場所の近くに顧客がいるとき、またはパスの関連日時が近づいたときにパスを表示します。1枚のパスに設定できる場所は最大10か所です。表示する正確なタイミングを決めるのは、あなたではなくWalletです。

この最後の点が見落とされがちです。ロック画面のパスは、プッシュ通知のように「送信」するものではありません。条件を設定し、判断は端末に任せます。iPhoneの利用率が高い日本市場では、Apple Walletのロック画面表示は特に身近な顧客接点になります。Pushwoosh Wallet passesでは、パスはプッシュ通知、メール、カスタマージャーニーと同じユーザープロファイルにひも付きます。

ロック画面に表示される仕組み

表示の判断は、時間と場所という2つのシグナルに基づきます。カフェのスタンプカードは場所を使います。ライブのチケットは両方を使います。公演日と会場です。

条件が合うと、Walletはパスをロック画面に表示することがあります。これは広告文を載せたメッセージではなく、カードそのものです。1タップで開けます。だからこそ押し付けがましくなく、役に立つものとして受け取られます。顧客がすでに店の前にいるときに表示されるからです。

iPhoneとAndroidのロック画面に表示された会員カード。ポイント残高、バーコード、QRコードが表示されている
シグナル働き上限Pushwooshでの設定場所
関連日時設定した日時の前後にパスが表示されることがある1枚のパスにつき1つパスビルダーのExpiration and status
場所地図上の地点の近くでパスが表示されることがある1枚のパスにつき最大10か所、最大距離はメートル単位パスビルダーのLocation-based relevance
iBeacon屋内のBluetoothビーコンの近くでパスが表示されることがある1枚のパスにつき最大10個(Apple)パスビルダーのiBeacon relevance、またはAPI
有効期限この日付を過ぎるとパスがグレー表示になる1枚のパスにつき1つパスビルダーのExpiration and status
シグナル
1 / 4
関連日時
働き
設定した日時の前後にパスが表示されることがある
上限
1枚のパスにつき1つ
Pushwooshでの設定場所
パスビルダーのExpiration and status
シグナル
2 / 4
場所
働き
地図上の地点の近くでパスが表示されることがある
上限
1枚のパスにつき最大10か所、最大距離はメートル単位
Pushwooshでの設定場所
パスビルダーのLocation-based relevance
シグナル
3 / 4
iBeacon
働き
屋内のBluetoothビーコンの近くでパスが表示されることがある
上限
1枚のパスにつき最大10個(Apple)
Pushwooshでの設定場所
パスビルダーのiBeacon relevance、またはAPI
シグナル
4 / 4
有効期限
働き
この日付を過ぎるとパスがグレー表示になる
上限
1枚のパスにつき1つ
Pushwooshでの設定場所
パスビルダーのExpiration and status

位置情報とiBeaconの使い分け

まずは地図上の場所から始めましょう。GPSで動作し、ハードウェアは不要で、店舗の入口、会場、駅、駐車場など、ほとんどのケースをカバーできます。

ビーコンは、建物の中に設置する小型のBluetooth発信機です。GPSでは精度が足りない場面で意味を持ちます。たとえば駅ビルや大型ショッピングモールの特定のカウンター、スタジアムの1つのゲートなどです。ただし負担は現実的です。ハードウェアを購入して設置し、電池を交換する必要があり、顧客側もBluetoothをオンにしている必要があります。

おすすめは、場所で始めて効果を測定し、GPSが外し続ける地点を具体的に挙げられる場所にだけビーコンを追加することです。Pushwooshでは、どちらもAppleのパスビルダーで設定します。場所はLocation-based relevance(位置情報に基づく関連性)で、ビーコンはiBeacon relevanceでビーコンのUUIDとともに設定します。APIでもどちらも設定できます。

計画時に押さえるべきAppleの制限

Appleでは1枚のパスにつき場所10か所とビーコン10個まで設定できます。地図上の各場所には、メートル単位で最大距離を設定します。パスが関連性を保つために、顧客がどこまで近づく必要があるかを示す値です。ビーコンはUUIDで識別され、任意のMajor値とMinor値で1つの拠点や1つのビーコンに絞り込めます。

最終的な判断はAppleが握っています。iOSがパスを表示しないと判断することもあり、位置情報サービスがオンになっている必要もあります。

チェーン店がつまずくのは、この10か所という上限です。300店舗を展開するブランドでは、すべての店舗を1枚のパスに入れることはできません。解決策は、顧客ごとに最寄りの店舗を入れたパスを発行することです。これはビルダーではなくAPIで行う作業です。

Google Walletと付近のパス

Google Walletも1枚のパスにつき最大10か所の場所に対応していますが、ジオフェンスの半径はGoogleが管理し、通知を表示するタイミングもGoogleが判断します。最大距離は設定できません。場所は確実に頼れるトリガーではなく、プラスアルファと考えてください。また、Googleの通知ルールはAppleより厳格です。

Google独自の更新通知が届くのは、ポイントカード、イベントチケット、搭乗券に限られます。イベントチケットと航空便については、開始まで3時間を切った場合のみです。Googleは通知を1枚のパスにつき24時間で3件までに制限しています。パスの利用可否は顧客の国によっても異なるため、まず対象市場を確認してください。

ロック画面にふさわしい活用シーン

まず効果が出やすいのはカフェです。顧客がカウンターに向かう間にスタンプカードが表示され、スタッフは「カードを家に忘れました」と言われる代わりにそのままスキャンできます。スタンプが付与された来店の割合を追いましょう。

Apple Walletに入ったカフェのスタンプカード。最新のポイント残高とカウンターでスキャンされるバーコード

次は小売です。店舗入口で会員カードやクーポンを表示すれば、店頭での購入を特定の顧客にひも付けやすくなります。追うべき数値は、この顧客識別率です。

イベントでは日時と場所を組み合わせます。ライブやスポーツ観戦の当日、来場者が会場に着くとロック画面にチケットが表示されるので、入場ゲートでメールを探す人はいなくなります。入場のスループットと、Walletからスキャンした来場者の割合を測定しましょう。

Apple Walletに入ったイベントチケット。時間、会場、入口、ブロック、座席とともに、入口でスキャンされるQRコードが表示されている

テーマパークやスキー場でも、年間パスやシーズン券を入口やリフト乗り場で同じように活用できます。その場合の指標は、シーズンを通じたパス保有者1人あたりの来場回数です。

パスはパスの役割に徹する

AppleとGoogleが認めているのは、パスに関連する通知だけです。カウンターでスタンプカードが表示されるのは、まさにこの機能の本来の使い方です。初売りや年末セールの告知にパスを使うのはガイドライン違反であり、顧客にカードを削除させる原因になります。

来店時にキャンペーンを届けたいなら、アプリからのジオゾーンプッシュやメールで送りましょう。パスは、カード、残高、チケットという本来の役割のままにしておきます。

Pushwooshでの設定方法

  1. パスを作成する

    Control PanelでCampaigns → Wallet Passesに進み、All passesを開いてApple Walletを選択し、Create passをクリックします。

  2. 関連日時と有効期限を設定する

    Expiration and statusで、日時が決まっているパスには関連日時を、グレー表示にしたいパスには有効期限を設定します。

  3. 場所を追加する

    Location-based relevanceで最大10か所の場所を追加し、それぞれのロック画面テキストを入力して、最大距離をメートル単位で設定します。

  4. iBeaconを追加する

    iBeacon relevanceで最大10個のビーコンを追加するか、Apple Wallet PassKit APIで設定します。

  5. パスを発行する

    User IDに対してパスを発行します。アプリも利用している顧客には、カスタマージャーニーの中でジオゾーンプッシュと組み合わせます。

ビルダーの詳しい手順はApple Wallet pass builderのドキュメントをご覧ください。

Pushwooshで店頭スキャンを増やす

Pushwooshは、ネイティブのApple WalletパスとGoogle Walletパスを1つのプラットフォームから発行します。場所とビーコンはビルダーまたはAPIで設定でき、すべてのパスがプッシュ通知、アプリ内メッセージ、メール、SMSと同じUser IDにひも付きます。店舗への来店をきっかけに、カスタマージャーニーで適切なフォローアップを始められます。ISO 27001:2022とSOC 2 Type 2の認証を取得し、GDPRに準拠、データセンターはEUと米国にあり、情報システム部門の審査資料としても提示できます。

店頭スキャンを増やすのは、通知の数ではありません。正しいカードが、正しい入口で表示されることです。

Wallet passesについて詳しく見る
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よくある質問


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