次回来店クーポンは、バウンスバッククーポンとも呼ばれ、今回の注文で受け取り、次回の注文でだけ使えるオファーです。決められた期間内に戻ってくる理由をお客様に与えます。Apple WalletやGoogle Walletに入れておけば、クーポンはお客様の手元に残り、有効期限を表示し、店舗の近くで表示されることもあります。
Pushwooshでは、クーポン、プッシュ通知、メールが1つの顧客プロファイルを共有します。そのため、QSR(クイックサービスレストラン)のジャーニーの中で飲食店向けのウォレットパスを運用できます。
バウンスバッククーポンの仕組み
仕組みはシンプルです。今日購入すると、明日から決められた日付まで有効なオファーを受け取れます。お客様はおいしい食事をしたばかりで、もう一度来る道もわかっているので、効果が出ます。
バウンスバックのプログラムは、結局3つの選択に集約されます。
| 選択 | 選択肢 | 変わること |
| トリガー | すべての注文、一定金額以上の注文、初回注文 | 誰がクーポンを受け取るか |
| オファー | 割引、無料の商品、ポイント2倍 | 利用1回あたりの粗利のコスト |
| 期間 | 開始日と有効期限 | お客様がどれだけ早く戻ってくるか |
トリガー
選択肢
すべての注文、一定金額以上の注文、初回注文
レシートに印刷したバウンスバッククーポンには、致命的な欠点が1つあります。レシートは紙ナプキンと一緒にゴミ箱へ行ってしまうことです。ウォレットのクーポンなら、有効期限がはっきり見える状態でスマートフォンに残ります。
Apple WalletとGoogle Walletのクーポンパス
Appleでは、Couponのスタイルを使います。Googleでは、Offerのタイプを使います。各クーポンは独自のコードと有効期限を持ってUser IDに対して発行されるため、誰がどのオファーを受け取ったかを常に把握できます。
通知はプラットフォームによって異なります。Appleでは、変更メッセージ(「有効期限:%@」など)を設定したフィールドを更新すると、リマインドがロック画面に表示されます。GoogleのOfferには自動の変更通知はありませんが、APIでの更新に独自の通知テキストを付けられます。
iPhoneの利用率が高い日本市場では、Appleの変更メッセージによるロック画面のリマインドが、多くのお客様に届く主な手段になります。Androidのお客様向けの独自の通知は、同じジャーニーの中で一緒に設計しておきましょう。
利用期間を正しく設計する
バウンスバックのプログラムの成否は、ほとんどが期間で決まります。短すぎるとお客様は来店の予定を入れられず、長すぎるとクーポンが急ぐ理由を生まなくなります。
出発点は自社の来店頻度です。常連のお客様が平均10日ごとに戻ってくるなら、明日から始まり14日目に終わる期間が、次の来店を前倒しします。そのうえで、条件をそろえたセグメントで2つの期間を比較テストしてから、1つを本格展開しましょう。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始のような大型連休をまたぐ時期は、来店の間隔が普段と変わります。連休中に期限が切れる期間と、連休明けまで延ばした期間も、テストの候補に入れておきましょう。
終了日だけでなく開始日も設定します。明日から有効なクーポンなら、5分後に同じカウンターで使われるのを防げます。すでに発生した来店への割引になってしまうからです。
店舗の近くでのリマインド
最寄りの店舗をクーポンに1枚のパスにつき最大10か所まで追加すると、お客様が近くにいるときにロック画面に表示されることがあります。アプリのユーザーには、同じジャーニーの中でジオゾーンプッシュを組み合わせましょう。
位置情報を使ったオファーは、ウォレットパスではないものの、QSRで実績があります。Burger KingのWhopper Detourは、競合店の周囲600フィートのジオフェンス内で1セントのWhopperを解放し、150万件のアプリダウンロードを生みました(他社の事例であり、Pushwooshの成果ではありません。ジオキャンペーン)。Taco BellはGroundTruthとの2週間のキャンペーンで、17万件の来店を生みました(他社の事例であり、Pushwooshの成果ではありません。位置情報広告)。どちらも、お店の近くでタイミングよく届くオファーの力を示しています。
利用率を測定する
バウンスバッククーポンの価値は、その裏にあるデータで決まります。追うべき数字は3つです。
- 追加率。 対象のお客様のうち、クーポンをウォレットに追加した人の割合。
- 利用率。 発行したクーポンのうち、有効期限内にPOSでスキャンされたものの割合。
- 増分来店。 期間内の再来店数を、クーポンを受け取らなかったホールドアウトグループと比較した値。
重要なのはホールドアウトです。これがないと、どのみち戻ってきたはずのお客様に割引を払っているかもしれません。利用率はよく見えても、粗利は静かに流れ出ていきます。
ループを閉じるには、POSから利用イベントをPushwooshに送り、そのお客様へのリマインドをジャーニーが止めるようにします。そのうえでAPIでパスを無効化します(Googleでは非アクティブに設定します)。
クーポンにはクーポンの役割だけを
クーポンのパスは、自分自身についてリマインドできます。もうすぐ期限が切れる、近くの店舗で使える、といった内容です。新しいプロモーションを載せるべきではありません。AppleとGoogleが認めているのはパスに関する通知だけなので、今週のお得情報はプッシュ通知、メール、SMSで送り、クーポンはお客様が手に入れたオファーのままにしておきます。LINE公式アカウントで新メニューやキャンペーンを告知しているお店も、同じ分担で運用できます。
Pushwooshでお客様の再来店を早める
Pushwooshは、ネイティブのApple WalletクーポンとGoogle WalletクーポンをUser IDに対して発行し、パスごとに有効期限と位置情報を設定し、同じジャーニーからプッシュ通知、メール、SMSでリマインドを送ります。POSでの利用をきっかけに、APIでパスを無効化してループを閉じられます。
お客様が早く戻ってくるのは、割引が大きくなったからではありません。オファーがなくしにくく、期限がひと目でわかるからです。
よくある質問
1回の注文で受け取り、決められた期間内の次回以降の注文でだけ使えるオファーです。お客様に早く戻ってきてもらうことが目的です。
来店間隔の平均をもとに決め、2つの期間をテストしてください。慌ただしく感じさせずに、次の来店を前倒しできる長さが理想です。
はい。1枚のパスに最大10か所の位置情報を追加できます。表示するかどうかはWalletが判断するため、アプリのユーザーにはジオゾーンプッシュを組み合わせてください。
クーポンを受け取らなかったホールドアウトグループと再来店数を比較します。