購入後エンゲージメントとは、注文から次の注文までに起こるすべてのことです。注文を確定し、状況をお知らせし、商品をお客様の手元に届け、また戻ってくる理由をつくります。注文確認の隣に何を置くかで、お客様が1回で終わるか、2回目の購入につながるかが決まります。

Pushwooshでは、すべてのステップが1つの顧客プロファイル上で動きます。そのため、EC向けのウォレットパスも、プッシュ通知、メール、SMSと同じジャーニーの中で扱えます。

購入後の期間

購入後の期間は4つの段階に分かれます。それぞれに役割と、自然に合うチャネルがあります。

段階お客様の疑問最適なチャネルKPI
注文確認「ちゃんと注文できた?」メール、プッシュ通知到達率と開封率
出荷準備「今どこ?準備はできた?」プッシュ通知、SMS、受け取り用パスサポートへの問い合わせ数
受け取りまたは配送「何を見せればいい?」バーコード付きのウォレットパス受け取り時の待ち時間
次の購入「なぜまた買うの?」ポイントカードのパス、メール、プッシュ通知リピート購入率
段階
1 / 4
注文確認
お客様の疑問
「ちゃんと注文できた?」
最適なチャネル
メール、プッシュ通知
KPI
到達率と開封率
段階
2 / 4
出荷準備
お客様の疑問
「今どこ?準備はできた?」
最適なチャネル
プッシュ通知、SMS、受け取り用パス
KPI
サポートへの問い合わせ数
段階
3 / 4
受け取りまたは配送
お客様の疑問
「何を見せればいい?」
最適なチャネル
バーコード付きのウォレットパス
KPI
受け取り時の待ち時間
段階
4 / 4
次の購入
お客様の疑問
「なぜまた買うの?」
最適なチャネル
ポイントカードのパス、メール、プッシュ通知
KPI
リピート購入率

最初の2つの段階は信頼をつくります。後半の2つはリテンションの始まりであり、多くのブランドが沈黙してしまう段階でもあります。この空白を埋めるのが購入後メッセージの自動化です。すべての段階を1つのジャーニーで運用できます。

注文後に発行したい2つのパス

店舗受け取り用の受け取りカード。 店舗で受け取る注文では、注文番号とバーコードが入ったパスがあれば、お客様がカウンターで見せるものは1つで済みます。注文が「準備中」から「受け取り可能」に変わると、パスも更新できます。

受け取りの場面は、待ち時間の差が出るところです。手芸用品の小売チェーンJOANNは、全店舗で位置情報を使った受け取りを導入し、80%を超えるお客様の待ち時間が3分未満だったと報告しています(Flybuyによる他社の事例。ジオフェンスを使ったものであり、ウォレットパスではありません)。ジオフェンスがなくても、学べることは同じです。お客様が向かっていることを店舗に伝え、お客様には見せるものを1つだけ渡すことです。

初回注文後のポイントカード。 ポイントカードを案内するのに最適なのは注文確認メールです。お客様が購入の意思を示した直後だからです。初回注文のポイントが付いていれば、その場で追加する価値のあるカードになります。

毎週の個別オファー、累計の節約額、会員名、店舗、バーコードが表示された、Apple Walletのスーパーのポイントカードのパス

日本では、お中元やお歳暮、バレンタインのように、ギフト需要が高まる時期がはっきりしています。この時期は贈る人と受け取る人が別になる注文が増えるため、注文確認メールでのポイントカードの案内は購入者向けに、配送状況のお知らせは受け取り時期に合わせて、と段階ごとの宛先を分けて設計しておくと安心です。

レビュー、再購入、紹介のトリガー

商品が届いた後は、3つのトリガーがほとんどの役割を担います。どれもウォレットパスに載せるものではありません。

レビュー依頼は、発送時ではなく、配達予定日の後に送ります。まだ届いていない商品のレビュー依頼は、配慮に欠ける印象を与えます。長めのレビューにはメールが、アプリ内での手軽な星評価にはプッシュ通知が向いています。

再購入のリマインドは、その商品の通常の使用サイクルに合わせて送ります。アプリユーザーにはプッシュ通知、それ以外のお客様にはメールやSMSです。

紹介は、高い評価や2回目の注文など、前向きなシグナルの後にお願いします。商品が届く前にお願いしても、うまくいくことはまれです。

ここではパーソナライズが効果を発揮します。McKinseyの推計では、パーソナライズによって売上は一般的に5〜15%向上します(調査)。各トリガーは、カレンダーではなく、お客様が実際に購入したものに基づいて設計しましょう。

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ウォレットパスが向いている場面、向いていない場面

ウォレットパスは、お客様が見せたり確認したりする必要があるものに最適です。受け取り用のバーコード、ポイント残高、次回用のクーポンなどです。パスはその場で更新され、店舗の近くで表示されることもあります。

Apple Walletのキャッシュバック、スタンプ、会員証のパスに囲まれた、スマートフォン上のポイントカードのパス

一方で、お願いをする手段には向いていません。AppleとGoogleが認めているのはパスに関連する通知だけなので、レビュー依頼、再購入のリマインド、紹介のオファーはプッシュ通知、メール、SMSで送ります。パスとメッセージは1つのプロファイルを共有しているため、1つのジャーニーで両方を扱えます。

購入後ジャーニーの例

  1. 注文完了

    ポイントカード用のAdd to Walletボタンを付けた注文確認メール。

  2. 受け取り準備完了(店舗受け取り)

    プッシュ通知とSMSで準備ができたことを伝えます。受け取り用パスのステータスも更新されます。

  3. 受け取りまたは配達完了

    ポイントカードにポイントが付与されます。

  4. 配達の5日後

    メールでレビューを依頼します。

  5. 使用サイクルに到達

    プッシュ通知で再購入をリマインドし、店舗で買うお客様には次回来店クーポンのパスを添えます。

  6. 45日間2回目の注文がない

    メールやSMSで休眠ユーザーの復帰施策を行います。

タイミングは出発点にすぎません。自社の配送日数や再購入のデータに基づいて設定してください。

チャネルごとの役割

メールは、注文確認、領収書、Walletのボタンを届けます。プッシュ通知は、アプリユーザーへのステータス変更やリマインドを担います。SMSは、同意と地域のルールが整っていることを前提に、受け取りのタイミングでアプリを持たないお客様に届きます。ウォレットには、お客様が見せる必要があるもの、つまりバーコード、残高、クーポンを入れます。

日本のアプリ事業者の多くは、LINE公式アカウントも顧客との接点として併用しています。LINEで注文や配送のお知らせを送っている場合も、「お知らせはメッセージ、提示するものはウォレット」という分担は変わりません。チャネルごとに送る内容を決めておけば、同じ連絡が重複して届くことも防げます。

Pushwooshでリピート購入を増やす

Pushwooshは、購入後の期間全体を1つのプロファイルで運用します。お客様が見せるものにはウォレットパスを、お客様へのお願いにはプッシュ通知、メール、SMSを使います。注文確認、受け取り、レビュー、再購入までを1つのジャーニーでカバーします。

リピート購入は、より良いお礼メールから生まれるのではありません。次の注文を、自然な次の一歩にすることから生まれます。

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